
美容皮膚科
美容皮膚科
しみは肌の内部で過剰に生成されたメラニン色素の沈着によって起こります。紫外線が主な原因で老化現象として現れる「老人性色素斑」、小さな斑点が鼻を中心に分布し、遺伝性と考えられている「そばかす(雀卵斑)」、頬や鼻の下、額に左右対称にでき、ホルモンバランスの崩れと関係する「肝斑(かんぱん)」、にきびや化粧かぶれ、やけどなどの傷が跡になった「炎症後色素沈着」など、原因や種類は様々です。しみは、その方の肌質や生活スタイルを踏まえて治療する必要があります。当院では、皮膚の専門知識を有する美容皮膚科医が症状を見極め、幅広い治療メニューから一人ひとりにあった治療法を提案しています。まずはお気軽にご相談ください。
一般的に言われる最も代表的なしみで、『大小のはっきり・くっきり』したもの。頬を中心とした露光部位に主に20歳~30歳の間からでき始め、年齢を重ねるごとに増えていきます。
ピンポイントの治療がご希望の方はQスウィッチレーザー、お顔全体の色むらの改善を希望の方はステラM22治療をお勧めします。
頬骨、額のあたりに沿って左右対称にできる、境界のはっきりしない幅の広いしみ(くすみ)のことを指します。30歳から40歳位の女性にできることが多く、10代や60歳以降の方では頻度が少なくなります。女性ホルモンや不適切なスキンケア(ゴシゴシ擦る摩擦刺激)も発症に関与していると考えられています。レーザー治療は色調が濃くなる場合がありますので内服や外用治療が安全です。
幼少時から生じ、鼻の付け根から頬にかけて、左右対称性に、茶褐色の数ミリ程度の小さい斑点が多数見られます。色調の濃さや範囲によってQスイッチレーザーやステラM22光治療をお勧め致します。
皮膚の真皮という深い部分に、メラニンを含んだメラノサイトが増殖します。
若い女性に多く、類円形で褐色~灰褐色の色調をしています。頬や目まわりが多く、両側性の場合が多いです。治療はQスイッチレーザーですが、メラニンが深いため治療効果がでてくるのに時間がかかります。「気づいたら薄くなっていた」感じの治療経過となります。
定期的な繰り返しのQスイッチレーザー治療が必要です。
老人性色素斑が時間経過とともに厚みをもった色素斑となります。炭酸ガスレーザーで削り取ることで改善します。基本的に1回の治療で改善します。
湿疹や怪我、虫刺されなどお肌に何かしらの炎症を起こした後にでき、レーザーの照射後に生じることもある境界がぼやけた色素斑です。内服や外用治療となります。時間のかかる治療です。
・Qスイッチルビレーザー
・ステラM22
・CO2レーザー
・ケアシス
・ハイドロキノン
・内服治療(ビタミンC、ビタミンE、トランサミン)
頬や目尻のたるみは、線維成分であるコラーゲンの断裂や、エラスチン、ヒアルロン酸の欠乏により肌の弾力が失われて起こります。治療としては、たるみを物理的に引き上げる方法やコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など肌内部の組織を強固にして改善を図る方法があります。お一人お一人の肌やお悩みに合ったメニューをご提案いたします。
・ボルニューマ(モノポーラRF)
皮膚は加齢や紫外線などによって皮膚のコラーゲンや水分量が減少していき、様々な変化を起こします。コラーゲンや水分が減少すると肌のハリ(弾性)が減衰し、皮膚に折り目(しわ)ができやすくなります。肌のハリ・しわに対して肌質改善(真皮のコラーゲンの代謝促進)を目的とした治療を行っております。また、表情に伴うしわ(おでこの横じわ・眉間の深いしわなど)にはボトックス治療も行っております。
・ステラM22
・ボルニューマ(モノポーラRF)
いわゆる赤ら顔と言われる状態となる疾患は多岐にわたります。化粧品などによる接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、酒さ、ざ瘡(にきび)、膠原病などがあげられます。疾患によっては皮膚科での診療をお勧めし、当院では赤みが毛細血管の拡張によるものと判断した病状に対してステラM22による光治療を行っております。ステラM22は血管病変(赤ら顔・毛細血管拡張)について厚生労働省の薬事承認を得ている国内唯一(2023年時点)のステラM22です。毛細血管内の酸化ヘモグロビンに吸収されたエネルギーが毛細血管を破壊することで赤ら顔の改善が期待できます。ダウンタイムはほぼありませんが、その分治療は繰り返す必要があります(月に1回、3-5回)。
・ステラM22
にきびはその状態によって白にきび(白色面皰)・黒にきび(黒色面皰)・赤にきび(炎症を伴う)・黄にきび(膿を伴う)・紫にきび(炎症の消退期)などと分類されています。にきびの発生・増悪の機序には毛包の角化異常(毛穴が閉塞)・皮脂の分泌亢進・アクネ菌などが相互に影響して慢性的な炎症を引き起こします。ひどい炎症をおこしたにきびは、治った後に瘢痕(きずあと組織)を形成し、肌の凹凸となることがあります。
当院では、皮膚科でのにきび保険診療以外の選択肢として、ケミカルピーリング(毛穴の閉塞を除去)・IPL(赤み治療)を行っております。
・ケミカルピーリング
・ステラM22
ほくろの治療でまず考えることは、そのほくろに見える黒色の腫瘍が良性か悪性かということです。まれに基底細胞癌や悪性黒色腫などの悪性腫瘍であることがあり、少しでも疑う所見があれば切除して病理検査に提出(保険診療)あるいは専門の施設へ紹介致します。
悪性所見なく良性のほくろと考えられる場合は保険診療での切除(病理検査は提出)か自費診療での炭酸ガスレーザー治療を検討することになります。
整容面での治療目的が多いですが、切除縫合と炭酸ガスレーザーでの治療ではメリット・デメリットが異なります。
局所麻酔下にほくろ周囲を紡錘形に切除して、真皮縫合・皮膚縫合の2層で密に縫合します。
傷痕は線状、長さはほくろの1.5倍程度、3-6か月できずあとは白色の柔らかい線状となります。凹凸のないきずあとで仕上がり、病理検査に提出することで診断も確定できます。深部まで切除できるので再発の可能性がかなり低いです。
局所麻酔下に炭酸ガスレーザーでほくろそのものを蒸散します。しみのレーザーとは異なり、組織をけずりますのでほくろの深部までけずると陥凹したきずとなります。3mm未満の平坦なほくろであればきずあととして認識されにくく、3mm以上のほくろでは陥凹変形・肥厚性瘢痕(きずあとが赤く盛り上がって目立つ)となるリスクがあります。また、再発のリスクがあります。病理検査に提出できないので診断の確定はできません。
以上のメリット・デメリットをお伝えし治療方針を決めていきます。
当院では、厚生労働省承認の医療用レーザー機器「エムエムアンドニーク製」を導入しています。このレーザーは、694nmのルビーレーザーを用いた治療機で、シミ・そばかす・太田母斑・外傷性色素沈着など、さまざまな色素性病変に高い効果を発揮します。特長は、「Qスイッチモード」と「短パルスモード」の切り替えが一台で可能な点にあります。これにより、浅い層にあるしみから、皮膚の深部に存在する色素まで、幅広いお悩みに対応できます。Qスイッチモードでは、色素だけを選択的に破壊するため、正常な皮膚へのダメージを最小限に抑えながら、安全かつ効果的な治療が行えます。
・切除縫合、くりぬき切除
・炭酸ガスレーザー
・剪除法
加齢によるいぼ(脂漏性角化症)の治療は、皮膚の浅い部分に限られているので、基本的にきずあとなく炭酸ガスレーザーで除去できます。
首のいぼ(スキンタッグ)は剪除法あるいは炭酸ガスレーザーで治療しております。
AGA( Androgenic Alopecia)とは、「男性型脱毛症」と呼ばれ、主に男性ホルモンが原因で薄毛や抜け毛となる脱毛症です。進行性であることが特徴で、早い人では20代からはじまり、徐々に進行して40代以降に最終形になります。額の生え際やつむじ付近で髪の毛が細く短くなり薄毛が目立つようになります。治療はAGAの原因となる男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)をコントロールすることですが、進行性の疾患ですので早めに治療を開始することが重要です。
AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)は毛包内で毛の成長期を短くし、毛包を縮小していくことで抜け毛・薄毛をもたらします。
このDHTの生成に必要な5α-還元酵素の働きをブロックすることがAGAの治療となります。
当院では、DHTの産生に必要な5α-還元酵素の働きをブロックするフィナステリドおよびデュタステリドの内服治療を行っております。
さらに、抜け毛・薄毛を予防するだけでなく、発毛促進作用のあるミノキシジルの併用をお勧めする場合もあります。ミノキシジル外用は、毛包へ直接作用することで発毛因子(インスリン様成長因子IGF-1や血管内皮細胞増殖因子VEGF)の産生を促進し毛をはやす細胞を刺激します。
毛周期の関係で効果が発揮されるまで少なくとも半年程度は要します。半年後、効果が実感できたら、その後は長期的に服用を続けていただくことが大切です。
効果の現れ方には個人差があります。短期間で効果が現れないといってご自身の判断で服用を中断してしまうと、AGA(エージーエー)の進行を薬で止めている状態ですので、再び進行が始まります。服用を止める際は、医師にご相談ください。
ステラM22は、安全で低侵襲な光治療分野で世界をリードするエスプリ社が開発した、次世代のIPL(Intense Pulsed Light)です。今までのIPLと異なり、不必要な波長をカットすることで熱傷のリスクが抑えられ、熱傷予防のために必須であった冷却が不要となったことで、冷却の際に収縮して効果が出にくかった血管病変(赤ら顔・毛細血管拡張)にも効果が得られるようになりました。
シミの元であるメラニンや、あかみの元である毛細血管の酸化ヘモグロビンは、吸収しやすい光の波長がそれぞれあります。この吸収しやすい波長を照射することでターゲットを破壊し効果が得られます。
レーザー治療とは、単一の波長の光を集めて照射する治療であり、波長にあったターゲットの治療が行えます。一方、光治療は多波長を同時に照射するため、さまざまなターゲットを同時に治療することができます。レーザーと比較して照射時間が長くエネルギーが低いため色素沈着や熱傷のリスクが低く、ダウンタイムもほぼないため一度に全顔の照射が可能です。
施術間隔最初の3回は毎月、以後は維持のため2~3か月ごとの治療をお勧めします。治療を重ねるごとに効果が得られていきます
施術時間 | 20分程度 |
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痛み | ぴりぴりっとした痛みを感じますが無麻酔で可能な程度です。照射時は非常にまぶしいのでゴーグルを着用していただきます |
ダウンタイム | ほぼありません。 ※マイクロクラスト化した場合は10日前後で自然にはがれますので無理にはがさないでお化粧でカバーしてください |
リスク・副作用 | 皮膚の赤み・ひりひり感(数時間~数日)
肝斑が悪化することがあります やけど・色素沈着 (施術後に水ぶくれ・痛みが出現したら早めにご相談ください) |
メラニンへの吸収選択性が高い694nmの単波長レーザーです。
特にくっきりと濃いメラニン病変には切れ味良く効果を発揮します。
照射前に塗る麻酔やシールの麻酔を使用することでほぼ無痛で施術を受けられます。
照射後は2週間程度の処置(軟膏あるいはシール)が必要であり、2週間経過後も赤みのある時期はこするなどの物理的刺激や日焼けは避けてください。色素沈着の原因となります。
施術時間 | 数分〜10分程度(照射範囲で変動します) |
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痛み | 痛みを伴う手技ですので、麻酔のシールあるいは麻酔クリームを使用します |
ダウンタイム | 2週間ほど、専用のシールでの自宅処置をしていただきます
2週間で一度受診いただきお肌の状態を確認し、その後のケアをお伝えします ※マイクロクラスト化した場合は10日前後で自然にはがれますので無理にはがさないでお化粧でカバーしてください |
リスク・副作用 | 色素沈着・色素脱失
シミの再燃 うっすらとした赤みは数か月続くことがありますので、日焼け止めなどスキンケアを説明致します |
施術間隔 | 基本的に単回の治療ですが、追加治療を希望される方は3-6か月の間をあけます |
炭酸ガスレーザー光は、水分に吸収されやすいため水分を含んだ組織に照射することで組織が蒸散されます。水分に吸収されると周囲にも熱変性が起こってしまいますが、UAL3000DPではバルス幅の短いウルトラパルスモードを搭載しており周囲へのダメージが抑えられます。
施術時間 | 数分〜10分程度(施術範囲により変動します) |
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痛み | 局所麻酔の注射が必要です |
ダウンタイム | 組織を削りますので2週間程度の処置が必要です |
リスク・副作用 | ほくろの深さによっては傷あととなることがあります
きずあとが盛り上がる・陥凹することがあります 再発することがあります |
施術間隔 | 基本的に単回の治療ですが、追加治療を希望される方は3-6か月の間をあけます |
ケミカルピーリングは、酸性の薬剤で皮膚表層をはがして、皮膚が再生するときにさまざまな効果を期待する方法です。
皮膚表面の表皮は、外的刺激からのバリア機能や水分保持の役割を持っています。
表皮は5つの層からなり、一番深部(真皮に近い)の基底層で作られた細胞が4-8週かけて垢となってはがれます。加齢に伴いこのターンオーバーが長くなると角層が分厚くなりくすみとなったり、毛穴のトラブルを引き起こすことがあります。
ケミカルピーリングで角層をはがしターンオーバーをリセットすることで上記の効果を期待できます。
痛み:ありません。部分的にひりひり感が出ることがありますが数時間以内におさまります
角質を溶かすサリチル酸と、皮膚を保護するマクロゴールの親和性はよいため、皮膚の深い部分の細胞を傷つけることなく角層をはがすことができます。
施術時間 | 10分程度 |
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痛み | ありません。部分的にひりひり感が出ることがありますが数時間以内におさまります |
ダウンタイム | ほぼなし 部分的に一時的な赤みが出ることがあります |
リスク・副作用 | 赤みが数日続くことがあります |
注意事項 | メイク:施術した翌日から可能 ※施術後は乾燥しやすいため保湿をしっかり行ってください 紫外線の影響を受けやすいため遮光(日焼け止め)をしてください |
施術間隔 | 4週間ごとに、3~5回程度で改善が期待できます |
トリクロロ酢酸(TCA)、過酸化水素、コウジ酸の複合作用で過剰な皮膚剥離から保護しつつ真皮を刺激し、増殖因子を活性化することでコラーゲン産生を促進し肌質改善が期待できます。
アートメイクとは、専用の針や機器を用いて、眉やアイライン、リップなどを描く施術のことです。皮膚の表皮から浅い部分に安全な色素を注入します。医療アートメイクは針を用いて皮膚に色素を入れるため、日本では医療行為とされています。医師または医師の指示のもと、看護師が施術を行います。
皮膚に色素を注入する点ではタトゥー(刺青)と同じですが、注入する深さが異なります。医療アートメイクは皮膚の表皮から0.02mm~0.03mm程度の浅い部分ですが、タトゥーは約2mmの真皮層にまで色素を注入します。
そのため、タトゥーは半永久的に色素が残りますが、医療アートメイクは肌のターンオーバーにより色素が薄くなります。1~3年程度で徐々に薄くなることが一般的です。時間経過とともに薄くなるため数年後に施術が必要ですが、年齢による顔の変化や流行に合わせてデザインを見直せる点がメリットともいえます。
多くの方が実感する効果は、毎日のメイク時間の短縮や、汗や皮脂、水によるメイク崩れの防止です。スポーツをする方や暑い季節でもメイクを気にせず活動できます。また、「アイラインや眉を左右対称に描くのが苦手」という方には、整った状態を長期間維持できる点がメリットです。
美容面では、以下のような効果が期待できます。
眉毛:薄い、形が整わない、部分的に生えていないといったお悩みに対し、顔全体の印象アップの効果があります。自然な毛並みを再現したり、パウダーメイクのようなふんわりとした眉に仕上げたりすることが可能です。
アイライン:ご自身で引くのが苦手な方でも、目元をはっきりとさせる効果が期待できます。
口元:唇の色が薄い、血色が悪い、輪郭がぼやけているといった場合、唇の色調を整え、輪郭を明確にすることで、健康的で若々しい印象を与えられます。
さらに、医学的・身体的な理由でお悩みの方にも有効な施術方法です。円形脱毛症や抗がん剤治療の副作用による脱毛に対し、自然な眉やアイラインを再現できます。外見の急な変化による心理的負担を軽減し、受け入れやすくする施術法として活用されています。
アートメイクは、主に見た目に関する悩みを解消するために希望する方が多い傾向にあります。「毎日のメイクに時間がかかる」「汗をかくとメイクが崩れて手直しが必要」といった不便さが多く聞かれます。また、眉毛の薄さや唇の色が薄いなど、ご自身の容姿に対する不満の解消を目的に希望されるケースも少なくありません。
以下のような悩みや希望をお持ちの方に、アートメイクは適しています。
・毎朝のメイク時間を短縮したい
・眉が薄い、左右非対称、うまく描けない
・汗や水でメイクが落ちやすい
・すっぴんでも自信の持てる顔立ちでいたい
・アイラインを引くのが苦手だが目力を出したい
・唇の色や輪郭を整えたい
・加齢や視力低下などで細かいメイクが難しい
・脱毛症や治療の影響で眉毛などが薄くなった
アートメイクを受ける前には、医師や看護師による丁寧なカウンセリングと診察が不可欠です。
まず、デザインや色味に関する希望や日頃の悩みを詳しく聞き、施術部位の皮膚の状態を肌質や既往歴、皮膚炎の有無などの点から確認します。アートメイクを受けても問題ないかを医師が判断します。特に、以下に該当する場合は、施術の可否には慎重な判断が必要です。
・金属や麻酔薬へのアレルギー
・ケロイド体質
・重度のアトピー性皮膚炎
・妊娠・授乳中
・糖尿病で血糖コントロールが難しい状態
・心疾患
次に、顔の骨格や筋肉の動き、表情の癖、左右差、肌や髪の色などを考慮し、最適なデザインを決定します。使用する技術、必要な施術回数(通常2~3回)、費用など、必要事項も明確に説明し、納得できた上で施術を行います。
カウンセリングで決めたデザインにもとづいて施術を行います。まず、施術部位をきれいにして、表面に麻酔クリームを塗ります。20~30分ほどで麻酔が効いた後、極細針や医療用マシンを使って、皮膚の表皮層に安全な色素を少しずつ丁寧に入れていきます。
眉の技法には、毛を1本1本描くように見せる手彫り(3D/4D)と、パウダーでメイクしたような仕上がりのマシン彫りがあります。施術時間は1部位あたり2~3時間程度です。さらに仕上がりを美しくするためには、2~3回の施術が必要となることが多いです。
効果は個人差がありますが、通常1~3年程度持続します。ただし、徐々に薄くなるため、1~2年ごとのリタッチで美しい状態を保てます。施術直後は色が濃く感じられますが、1週間程度でかさぶたがはがれ落ちると色が馴染み、自然な色に落ち着きます。
処方された軟膏を塗って保湿し、施術後1週間は患部を濡らさず、メイクやクレンジングを避けてください。かさぶたを無理に剥がすと色素の定着が悪くなるので注意が必要です。また、激しい運動や長時間の入浴、サウナ、飲酒なども1週間程度控えることで、色素の定着が促進されます。
副作用として一時的な赤みや腫れ、痛み、かゆみがみられ、まれにアレルギー反応や感染、色素沈着が起こる可能性もあります。当院ではリスクを最小限にする対策を講じており、万が一の場合も迅速な医療対応が可能です。
アートメイクは、専門医のもとで正しく理解し施術を受けることで、皆様の悩みを解決し、より快適な毎日をもたらす可能性を秘めています。大切なのは、ご自身の肌質や体質に合った適切な施術を選び、経験豊富な医療機関で治療を受けることです。金属アレルギーやアトピー体質の方も、事前のパッチテストや医師との十分な相談により、安全に施術を受けられる場合が多くあります。まずは一度、ご相談いただき、悩みや希望をお聞かせください。患者さん一人ひとりに最適な治療プランをご提案させていただきます。
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